米国を代表するスポーツカー、GMのシボレー『コルベット』。同車が誕生して60周年の節目を迎えた。
初代コルベットの第一号車は、1953年6月30日、米国ミシガン州フリント工場でラインオフ。初代コルベットはFRP製のオープンボディに、排気量3854ccの直列6気筒ガソリンエンジンを搭載。最大出力150ps、トランスミッションは2速ATと、スポーツカーというよりは、スペシャルティカー的性格の強いモデルだった。
その後、1955年に最大出力190psのV8エンジンとマニュアルトランスミッションを追加。1957年には、最大出力283psのV8インジェクション仕様が設定され、スポーツカーとしての性能を高めていき、1992年には累計生産が100万台に届き、2009年には150万台を達成した。
シボレーのマーケティング担当、クリス・ペリー副社長は、「コルベットは映画スターやミュージシャン、宇宙飛行士などに選ばれ、米国文化の一部に取り込まれてきた」とコメントしている。